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【第18号】毎日30秒書評！～心に響く本の言葉～
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■今日の1冊
『きみはポラリス』三浦しをん (著)
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■今日の心に響く本の言葉（285文字）
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「電車のなかが、とても静かなことがわかる。俺の歩く街も静かだ。電車だけが、光の帯を引いて、人々をたくさん乗せて、音を立てて走り去る。そういうとき、俺はなんだかさみしい気持ちになるような気がする。」
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■解説
三浦しをんの『きみはポラリス』に収録されている、
「永遠に完成しない二通の手紙」の一言。
夕闇のなかの電車を眺めたとき、
誰しもがさみしさを感じたことがあるものです。
この文章を読んだとき、
いつかみた夕方の電車を思い出しました。
さみしい気持ちをありありと思い出させる、
至極の文章・情景です。
『きみはポラリス』は一癖、二癖ある恋愛の短編集。
変わった恋愛小説を読みたい人におすすめです。
★『萩原朔太郎詩集』萩原朔太郎 (著)
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