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こんにちは、タケシ!(@takeshi_audio)です。
先日audiobook.jpのオーディオブック聴き放題に『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』が期間限定(〜2020年3月9日まで)で追加されたので、早速聴いてみました。

ビジネス書大賞2019 大賞を始めとする数々の賞をとった話題作です。

Amazonのレビューも500を超えている多くの反響がある本だけあって、AIが到来する将来について深い洞察が得られました。
僕なりの感想をこの記事にまとめています。

オーディオブックで聴く上でのポイントもまとめているので、参考にしていただければ幸いです。

それでは参ります!!

『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』オーディオブックで聴いた感想

『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』

『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』は、AIプロジェクトの東ロボくんと子供達の読解力の2つがメインに語られています。

東ロボくんを通して見えてきたAIの限界。
しかし、人間がAIよりも優位に立っているはずの読解力が、子供たちを調査すると非常に低いという衝撃の結果。

このままでは、2030年にAI大恐慌が訪れる最悪のシナリオを迎えてしまう、という日本人への警鐘を鳴らしています。

東大合格を目指す東ロボくんについて語られている

著者が開発に関わっている東ロボくんは、東大の合格を目指しているAIプロジェクトです。
東ロボくんにできること、できないことを示すことで、AIに出来ない人がするべき仕事を教えてくれます。

東ロボくんは、既にMARCHクラスの大学には楽勝で合格できているようです。
大学合格という実績をもとに企業に就職をしていた、ホワイトカラー労働者の仕事はAIに置き換わるといいます。

AIというとなんでもできる万能なイメージでしたが、東ロボくんプロジェクトでは家庭教師が超優秀みたいです。
各科目の専門家が知恵を絞って東ロボくんを育て上げています。

タケシ!タケシ!

著者も数学者ということで、AI研究はITエンジニアだけが携わるものではないようですね。

AIの基本的知識についても知ることができる

AIというとSF映画に出てくるロボットや擬似人格をイメージしがちですが、正確にはAI開発に必要な技術の総称です。
本書では簡易的ですが、機械学習やディープラーニングなどのAI技術について説明しています。

AIのイメージ

AIについて「人工知能でしょ!」くらいの軽い知識しかない人も、本書を読むとAIについての正しい認識が持てそうです。

「将棋やチェスでAIがプロ棋士に勝った」などのニュースを見て、「AIが人間を超えたぞ!」という認識が間違いだと分かります。

タケシ!タケシ!

著者が言うには、まだまだAIが人間を超えることはないそうです。
むしろ近未来に実現はしないだろうと断言しています。

シンギュラリティ(技術的特異点)は来ない

シンギュラリティは、AI自身が更にレベルの高いAIを自身で開発していく、という人間の知能を超える瞬間のことです。
著者は東ロボくんの開発を通して、シンギュラリティ(技術的特異点)は来ないと断言しています。

シンギュラリティ

東ロボくんは入試問題でも国語と英語が苦手。
理由としては意味や感情、常識を理解するのがAIには難しいようです。

タケシ!タケシ!

結局AIは、人間の脳を数式で置き換える仕組みなので、人が当たり前にやっていることを再現するのが難しいみたいですね。

子供達に読解力がない

著者は子供達に読解力がないことを非常に危惧しています。
AIが苦手な国語や英語も問題を解くためには、読解力が必要なわけです。
読解力こそが人間がAIよりも非常に優れている部分にも関わらずに、中学生の三分の一が教科書を理解できていない、という結果が出たそう。

読解力に対して疑問を持つことはあまりありませんでしたが、この結果を見て僕自身も不安になりました。
読書はしている方なので割と自身があったのですが、読解力に読書は関係ないという結果もあるそうで、ちょっと不安ですね。

科学的根拠はないですが、精読がヒントになると書いてあったので、しっかりと読み込むことを意識していこうと思います。

AIの読解力も進歩を続けている

著者が語るようにAIが読解力に関しては、人間が優位であるのは正しいとは思いますが、AIの進歩は想像を超えてくる部分もある気がします。

この本が発売された後、GoogleがBERTというAIの読解力を格段に上昇する技術を公開しました。
人間を超えるAI技術ではありませんが、大学受験で国語と英語で高得点を取るのは可能になると思います。

タケシ!タケシ!

人間に求められるのは高レベルの読解力と想像力になってくるのではないかと。
中学の教科書を読めるレベルの読解力ではAIに太刀打ちできない所まで来ています。

シンギュラリティはこないけど仕事はなくなる

「AIが台頭してくれば、AIにできない新しい人間の仕事が生まれるだろう」と楽観視もしてられないみたいです。
AIが人間を超えることはないそうですが、人の仕事の半数を奪われるのは現実味を帯びていると著者は語っています。

AIに仕事を取られる

銀行のローン審査などは既に人工知能が導入されているようで、大学受験のような規則性があるような仕事は確かに失われそうですね。

誰でもできる低賃金の労働をするか職を失うという、著者が提言するAI大恐慌もあながち妄想ではない気がします。

タケシ!タケシ!

2030年がどうやらターニングポイントのようなので、僕も後10年間備えていこうかと思います。

『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』をオーディオブックで聴くポイント

オーディオブックで『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』を聴いてみて、本の内容ではなく、聴く上での利便性の部分に触れていきます。

問題例はオーディオブックとの相性が悪い

第3章の基礎的読解力を調査の部分では実際の問題例が書かれています。
文章問題は考えて答えを出すので、オーディオブックでは考える時間もなく流れるので、聞きにくいです。
再生を止めることもできるのですが、文章問題は視覚的に何度も読み込んで答えを出すので、オーディオブックで聴くにはそもそも相性が悪いですよね。

問題例については特に「こんなものだよ〜」くらいの認識でいいと思うので、さっと聞き流しても良いでしょう。

付属資料がちゃんとある

『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』では、数式やデータが話の中でたくさん出てきますが、オーディオブックでもちゃんと資料が付属しています。
総数25枚の資料をアプリ上で見ることが可能です。

付属資料

データはグラフや表で見た方が絶対に分かりやすいので、オーディオブックを聴きながらチェックしてみましょう。

タケシ!タケシ!

10〜20年後なくなる職業トップ25など興味深いデータもあるので、ちゃんと目を通しておきましょう。

オーディオブック『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』の詳細

『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』
著者新井紀子
価格1,650円
再生時間8時間16分
ナレーター北林きく子
図表25枚
出版社東洋経済新報社

『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』はナレーターの小林きく子さんが通して読み上げています。
著者である新井紀子さんも女性なので、文章と声がマッチしていて聴きやすいです。

また、ビジネス書の中では8時間16分は長めの部類に入ります。
だいたい日本で発売されるビジネス書は4時間くらいで収まっているので、少し聴き終わるのには根気がいるかもしれません。

現在は期間限定でaudiobook.jpのオーディオブック聴き放題に追加されているので、この機会に聴いてみるのがおすすめです。

『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』の関連商品

紙本・電子書籍

続編『AIに負けない子どもを育てる』

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東洋経済新報社
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まとめ・感想 AIは楽しみであり、恐怖である。

AIの発展はワクワクする半面、恐ろしい部分もあります。

これからの時代を生きていく上では、AIを始めとするテクノロジーについて、誰もが勉強して行かなければいけないと感じます。
『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』は、AIについて興味を持つきっかけとしては最適な本だと思いました。

ぜひ読んでみてくださいね!(オーディオブックだから聴いてですね…)

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