『チーズはどこへ消えた?』は20年以上読み継がれる、世界的ベストセラーのビジネス本です。
ストーリー仕立てのビジネス本で、短く読みやすい内容なのですが、その中にめちゃくちゃ濃いエッセンスが詰まっており、「読んで人生が変わった!」というファンが多い作品となっています。
どうもこんにちは!
酒のつまみにチーズは最高、オーディオブックマニアのタケシ!(@takeshi_audio)です。
『チーズはどこへ消えた?』はKindle Unlimitedにも度々ラインナップされており、読んだことがあったのですが、セールで半額になっていたので、オーディオブックでも聴いてみることにしました。
何度読んでも考えさせられるような内容で、倍速で聴けば30分もかからないので、自分が変化に恐れている、と感じた時に読み返したいです。
ビジネス本とかを読んでも、内容が頭に入ってこない人や色んなことが書いてあって分かりにくいと感じる人は、シンプルで読みやすい『チーズはどこへ消えた?』を読んでみるのをおすすめします。
それでは参ります!!
【要約】『チーズはどこへ消えた? 』を聴いた感想
『チーズはどこへ消えた?』は、チーズがあれば何もかも満たされる世界において、ネズミと小人が迷路に隠されたチーズを探す物語です。
ネズミは本能によってシンプルな考えでチーズを求めるのですが、小人は知恵があるので必要のないことを考えて物事を複雑化してしまいます。
そんなネズミや小人がチーズを探し求める姿を見て、変化への対応を学ぶことができる1冊です。
「変化を恐れない」という事
『チーズはどこへ消えた? 』が全体として発しているメッセージとしては、「変化を恐れない」という事です。
ただ、「変化を恐れるな!」と言われても、人間は中々変わることが出来ないので、ストーリー仕立てにして、変化に対応できない小人の姿を描くことで、変わることが出来ない人間の愚かさを、見せています。
迷路の中に毎日チーズが手に入る、チーズステーションを見つけたネズミと小人ですが、ある日チーズが手に入らなくなります。
ネズミはすぐさま新しいチーズを探しに行くのですが、小人は現実を受け入れられずに、同じ場所にとどまり、チーズが元に戻ると信じて、探しに行こうとしません。
1度見つけたチーズにしがみついて、新しいチーズを探しに行く、という変化を起こせない小人こそ、まさに変化を恐れて行動できない人間そのものなのです。
人は理性があるので物事を複雑にしがちです。
ネズミのように本能でチーズに行くようなシンプルさを時には持ち合わせたい。
『チーズはどこへ消えた? 』の要点
小人は2人いて1人の小人は、自分に変化を起こして新しいチーズを探しに行くのですが、変化に立ち向かった、その小人が残した要点が次の言葉です。
- 変化は起きる
- 変化を予期せよ
- 変化を探知せよ
- 変化に素早く適応せよ
- 変わろう
- 変化を楽しもう!
- 進んで進んで素早く変わり再びそれを楽しもう
こう見ると丸分かりですが、「とにかく変化を起こすんだ!」という強み気持ちが伝わってくる書籍です。
変化については、ビジネスやプライベートなど具体例も紹介されています。
物語だけで「じゃあ勝手に変わってね!」という訳ではなく、ちゃんと『チーズはどこへ消えた? 』を読んだ人物の解説がついているので、アクションを起こしやすい本です。
物語の中で度々、要点のような格言が出てく来ます。
オーディオブックで聴く場合は1度停止して復習するのも良いでしょう。
正直人生が変わるほどでは無い
『チーズはどこへ消えた? 』の物語を読んで「人生が変わった!」という感想を言っている人を度々見かけるのですが、そこまででは無いかと思います。
何か自分に変化をつけたり、行動を起こすきっかけになる本なのですが、「どういう変化を起こすのか?」という部分については自分次第です。
この本をダシにして、怪しい副業や簡単にお金を稼ぐ方法を、売りつけられたりとかが、あると思うのですが、別の意味で人生変わってしまいます。
変化を起こすにしても、自分にとってのチーズは何か?など、ちゃんと明確化すべきところは必ずあるはずです。
僕の感覚としては人生を変えるキッカケのキッカケになる本です。
それ故に読んで満足しがちな本でもあります。
『チーズはどこへ消えた? 』をオーディオブックで聴くポイント
『チーズはどこへ消えた?』は内容的に短いオーディオブックなので、気軽に聴きやすいです。
オーディオブックで聴くポイントは次の通りです。
- 物語形式なのでオーディオブックで聴きやすい
- 物語部分は短いので何度もリピートできる
- ディスカッション部分も聴くべき
まず物語形式の本なので、耳で聴くオーディオブックとは相性が良く、会話部分など内容が入って来やすいです。
倍速機能を使えば、物語部分は10分〜20分で聴けてしまうので、モチベーションを上げたい時に聴くのもいいでしょう。
また、『チーズはどこへ消えた? 』は物語だけでも「変わらなきゃな!」と思わされますが、解釈や解説の部分である、物語後のディスカッションも1度は聴いて参考にした方が良いです。
間違った解釈をして猪突猛進しても、破滅の未来が待っていそうなので…。
オーディオブック版『チーズはどこへ消えた? 』の詳細情報
著者 | スペンサー ジョンソン,Spencer Johnson/原著,門田美鈴/訳 |
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価格 | 1,320円 |
再生時間 | 1時間53分 |
ナレーター | 市村徹 |
出版社 | 扶桑社 |
オーディオブック版の『チーズはどこへ消えた? 』はaudiobook.jpで販売されています。
再生時間は1時間53分とかなり短めで、本編とも言えるチーズの物語部分は1時間もありません。
オーディオブックとしてはかなり入門向けで聴きやすいです。
続編である『迷路の外には何がある?』 ――『チーズはどこへ消えた?』その後の物語』もaudiobook.jpでオーディオブック化しているので、ぜひチェックしてみてください!
紙本・電子書籍版
『チーズはどへ消えた?』の紙本・電子書籍版です。
人生のバイブルとして、手元に置いている人が多い人気作となっています。
まとめ・感想 超絶読み易いタメになる本
ビジネス本や自己啓発本は人によってはアレルギーのように受け付けない人もいますが、『チーズはどこへ消えた? 』は誰でも読み易いかなと思います。
勉強になる本ですが「人生が変わるほどでは無い」と僕は感じたので、「この本読んで人生帰るぜ!」みたいな過度な期待はNGです。
本はきっかけであって、全面的に期待するものではありませんよ。
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