【要約】「英語は3語で伝わります」をオーディオブックで聴いた感想。日本人が目指すべきはシンプルな英語!

伝わる英語を解説しているベストセラー本「会話もメールも 英語は3語で伝わります」をオーディオブックで聴いたので、要約型の感想を書いていきます。

本のコンセプトとして「英語の学習本+ビジネス本」みたいな形で、勉強になるとても面白い本です。
しばらく英語からは離れていたのですが、オーディオブック聴き放題に追加されていたので、聴いてしまいました。

タケシ!

どうもこんにちは!
TOEICは800くらい、あんま英語喋れないタケシ!(@takeshi_audio)です。

日本人なら誰しも思うことですが、中学や高校、大学でたくさん英語を勉強しているのに、バリバリ英語を喋れる人って何故だか少ないですよね。

本書は3単語で作るシンプルな英文で、伝わる英語の力を身につけるという、英語ができない日本人に1つの解決策を示しています。

「テストでいい点取れるのに何故か喋れない…」という人が読むと、目から鱗な内容です。

それでは参ります!!

この記事の制作者
アプリ・電子書籍ライター タケシ
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年間300冊以上を読む読書好き。電子書籍やオーディオブックに関する情報をWeb記事など各メディアで発信。レビューしたサービスは40社以上。最新情報をまとめて分かりやすくお届けします。詳しいプロフィールはこちら

【要約】「 会話もメールも 英語は3語で伝わります」を聴いた感想!

会話もメールも 英語は3語で伝わります

「 会話もメールも 英語は3語で伝わります」の著者である中山 裕木子氏は、TOEICで高得点を取り英検1級を取得するなど英語の勉強をして来たものの、伝わる英語を喋ったり書いたりするのに苦労して来たと言います。

そんな著者が提唱するのが、3単語で伝わる英語のメソットです。
ネイティブや非ネイティブに伝わる英語を使う時には、難しい単語や文法を利用するのではなく、3単語のシンプルな英語で十分だそう。

日本人が考える難しい英語像を打ち砕くような、本当にシンプルな英語が紹介されており、英語に対する考え方が少し変わりました。

日本人の英語が伝わりにくい理由

本書ではどうして日本人の英語が伝わりにくいのか?明快に解説されています。
主な理由を挙げると次の通りです。

  • 難しい構文を暗記している
  • be動詞を多用しすぎる
  • 漢字を英語にすると複雑になる
  • 日本人は主語を省略しがち

日本人の英語が伝わらない理由として、学校教育で教えられる英語の問題点と日本語独特の表現の2つが主となっています。

難しい構文を使わなくても動詞1つで同じ意味を伝えられるし、be動詞を多用すると単語数が増えて複雑になります。
日本の英語教育はシンプルな英語を話すには、向いていないということでしょう。

また、漢字表現を英語にすると複雑な文が完成したり、主語を多用する英語にとって日本語の主語省略は相性が悪い。
英語を使う時には直訳するのではなく、上手く頭の中で表現を変えていく連想ゲーム的な思考が大切そうです。

タケシ!

教育もそうですが日本語の弊害が大きそうです。日本語→英語ではなく、英語は英語で覚える姿勢が必要かなと。

英語でカッコつけようとしない

日本人が描くネイティブの印象はスタイリッシュでかっこいいので、英語を話そうとする時には、難しい構文や単語を使おうとしがちになります。
また、単純な英語を話すのもカッコ悪いような気がして、敬遠して英語を話せないということもあります。

ですが著者は、ビジネス英語の最難関「特許翻訳」のプロフェッショナルです。
そんな人が3単語のシンプルな英語で良いと言っています。

伝わる英語を話す第1関門は技術ではなく、カッコつけたがる自身のプライドとの勝負な気がします。
今までの複雑な英語を捨て、3単語で伝わる英語を話す勇気が必要です。

タケシ!

英会話はプライドとの勝負。海外ドラマでジョークを飛ばし合うネイティブに憧れますが、グッと我慢です。

3語で伝わる英語とは?

具体的に3語で伝わる英語について紹介していきます。
3つの単語の内訳ですが、主語と動詞、目的語がメインの構成要素です。

例えば、「私の仕事は英語の教師です。」と伝えたい場合には、

My job is an English teacher.

と考えるのが日本英語ですが、著者が提唱するのは、

I teach English.

という風に同じ意味でより語数が少ないシンプルな構造です。

このように、どんな内容であっても難しい構文を使わずに、主語と動詞、目的語で伝える方法が詳細に紹介されています。
おすすめの動詞のリストや決まったパターンなど、かなりボリューミーに載っているので、とても勉強になります。

タケシ!

冒頭部分で書かれているないようなのですが、3語で表現できると聞いて、ハッとしました。冒頭だけでも聴く価値があります。

ある程度英語ができる人向けの内容

「英語は3語で伝わります」とタイトルにある通り、紹介されている英語のメソットは、シンプルで分かりやすのですが、ある程度英語を勉強して来た人だからこそ、習得しやすい技術なのかと思います。

というのも、基本的に今まで勉強して来た難しい英語から、複雑な部分を削ぎ落としてシンプルにしていくので、そもそも勉強していない人には向いていません。

be動詞の使い方を満足に知らない人が、be動詞を使うと単語数が増えると言われても、理解できません。
SVOO・SVOC構文が分からない人が、SVOO・SVOC構文は捨てましょう、と言われても、これもまた理解できません。

最低限に中学レベルの英語をしっかりと勉強して来た人でなければ、「英語は3語で伝わります」という内容も響かないし、習得も難しいです。

本書は今まで英語を一生懸命勉強して来たけど、上手く話したりできないという人に向いている内容でしょう。

タケシ!

英語初心者が1から英語を学ぶ方法という訳ではない、という印象です。ある程度勉強していないと、3単語の凄さが分からないと思います。

「 英語は3語で伝わります」をオーディオブックで聴くポイント

「 英語は3語で伝わります」は英語学習の本なので、オーディオブックと相性が良い一面もありますが、改善して欲しいポイントもあります。

オーディオブックで聴くポイントは次の通りです。

  • 英文はネイティブのナレーターが喋る
  • 英文や単語のテキストが欲しい(audiobook.jp版)

「 英語は3語で伝わります」は2人のナレーターによる朗読で、英文はネイティブのナレーターが朗読しているので、リスニングの勉強にもなります。
これはオーディオブックの特徴を生かした、紙本や電子書籍には無い特徴です。

しかし、英語の本なのでテキストはどうしても欲しいです。
いかにネイティブの発音で聴けても、テキストが無いので正確なスペルなどが分かりません。

使える動詞を羅列してい部分もあるのですが、せめてその部分の動詞一覧くらいは資料という形で、テキストを用意して欲しかったです。

オーディオブック版「会話もメールも 英語は3語で伝わります」の詳細

会話もメールも 英語は3語で伝わります
著者中山裕木子
価格audiobook.jp:1,760円
Audible:2,450円
再生時間audiobook.jp:8時間4分
Audible:6時間33分
ナレーターaudiobook.jp:山名枝里子,Shelley Hastings
Audible:中山 裕木子 (著), 相田 さやか (ナレーション), ダンカン レミ (ナレーション), & 1 その他
出版社audiobook.jp:ダイヤモンド社
Audible:Audible Studios

オーディオブック版の「会話もメールも 英語は3語で伝わります」はauidiobook.jpとAmazon Audibleの2つで配信されています。
英語の部分の朗読などもありますので、再生時間は1時間ほど違いがありますが、内容的に違いはありません。

Audible版にはaudiobook.jp版には無い付属の資料がついて来ます。
英語の学習本なので資料付きが良い方は、Audible版がおすすめです。

どちらのオーディオブックも英語部分をネイティブが朗読してくれています。

紙本・電子書籍版

「会話もメールも 英語は3語で伝わります」の紙本・電子書籍版です。
英語学習の本なのでテキストがあった方が、単語のスペルが分かるので、効率的に学習を進められます。

まとめ・感想 まずは伝わる英語から

英語学習の目標としてネイティブのようにスタイリッシュで、たまにジョークを飛ばす英会話を想像しがちです。
ですが、それは高すぎる目標。

帰国子女とか2,3年留学しないと土台無理な話です。
日本で英語を勉強する分には、まず伝わる英語をマスターしてから、カッコいい英語を目指しましょう。

タケシ!

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