
『7つの習慣』は全世界で3,000万部以上売れている超大ベストセラー。
オーディオブックとしては『7つの習慣』を筆頭に、関連本もオーディオブック化されています。
そんな『7つの習慣』をオーディオブックで聴いてみたので感想を書いていきます。

どうもこんにちは!
名著レベルMAX、オーディオブックマニアのタケシ!(@takeshi_audio)です。
即効性の高いスキルやテクニックは応急処置にしかならず、本当に大切なのは人格という『7つの習慣』の考えは、初めて読んだ時から影響を受け続けています。
「成功したい」「成長したい」という人が、いろんなビジネス本に手を出す前に、まず読むべき本だと思っています。
『7つの習慣』を体に落とし込むために、オーディオブックで何度も聴くのがおすすめな聴き方です。
それでは参ります!
『7つの習慣』を聴いた感想
『7つの習慣』は世界的名著であり、日本でも20年以上にわたり読み継がれている、自己啓発・ビジネス本の鉄板です。
人格という誰にでも共通する普遍的な内容を扱っているので、多くの人が影響を受けてきたのも頷けます。
1つの習慣につき1冊の本ができるのでは?くらい内容が濃いので、知識を理解して地肉にしていくには相当苦労しますが、それだけの価値があります。
読む前と後では、物の見方がガラッと変わる本なので、多くの読んでもらいたいおすすめの本です。
個性主義から人格主義へ
『7つの習慣』の全体としてのテーマとして個性主義ではなく、人格主義を大切にすることが述べられています。
個性主義というのは、いわゆるスキルやテクニック。
より良い人生を送るためには、セミナーやビジネス書を買い漁ってスキルやテクニックを覚えるのではなく、人格から変える必要があるというのが、『7つの習慣』の著者スティーブン・R・コヴィー氏の主張です。
特に完訳版では副題に「人格主義の回復」とあるように、人格主義というテーマをより一層強調しています。

『7つの習慣』は絶対に完訳版を読むべきです。
以前発行されたものとは習慣の名前も違い、感じ方も大きく変わると思います。
『7つの習慣』は1の習慣から順に習得していく
タイトル通りに本の中には7つに分けられた習慣が、紹介・解説されているわけですが、1の習慣から順に習得していくのが基本となっています。
個性主義的な本だと、自分に必要なテクニックやスキルを選んで学んでいく形ですが、『7つの習慣』は人格を育てるので、全ての習慣を身につけるのがゴールです。
『7つの習慣』は次の通りになります。
- 《第1の習慣》主体的である
- 《第2の習慣》終わりを思い描く
- 《第3の習慣》最優先事項を優先する
- 《第4の習慣》win-winを考える
- 《第5の習慣》理解に徹し、理解される
- 《第6の習慣》シナジーを創り出す
- 《第7の習慣》刃を研ぐ
『7つの習慣』は大きく分けて3つのグループに分けられます。
「第1の習慣〜第3の習慣」と「第4の習慣〜第6の習慣」、第7の習慣です。
大きく分けた3つのグループを順番に進めていき、最終的な人格を形成していきます。

会社など組織で習慣を応用する場合では、「第4の習慣〜第6の習慣」を先に教えることもあるそうです。
『7つの習慣』の大まかな解説
『7つの習慣』の全てを解説するのは、まだまだ僕には不可能なので、大まかな流れを解説していきます。
「第1の習慣〜第3の習慣」では私的成功について語られていて、自分の内面を変えていく内容になっています。
次の「第4の習慣〜第6の習慣」では公的成功ということで、自分の周りの人との付き合い方について語られています。
「第1の習慣〜第3の習慣」で自分の内面の人格を整えることが、「第4の習慣〜第6の習慣」で周りの人間と相互依存の関係になる前提条件ともなっています。
そして最後の第7の習慣では、肉体、精神、知性、社会・情緒の4つの項目を鍛え、自分の価値の価値を高めることで、他の6つの習慣全てを成長させます。

『7つの習慣』を意識せずに実践できるようになるのは、一生の課題になるくらい難しい…定期的に読み返すしかないですね。
全ての人に読みやすい内容になっている
『7つの習慣』はビジネス書という括りですが、内容としては全ての人に響く、中学校の教科書にしたいくらいの本です。
日本で初めて出版された『7つの習慣』には、「成功には原則があった!」という副題がつけられていて、経営者やビジネスマンを意識した訳にもなっています。
このタイトルを見てしまうと、ビジネス本に興味がない人には、なかなか手が出しずらい印象を受けがちです。
一方で『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』は、聴いてみて特に読書のターゲットが偏っている印象は受けませんでした。
パラダイムシフトなど横文字が出てきたりはしますが、とても読みやすくなっていると思います。

ビジネスマンに関わらず、誰が読んでも損はしない内容です。
『7つの習慣』をオーディオブックで聴くポイント
『7つの習慣』をオーディオブックで聴いて、思ったポイントをまとめました。
オーディオブックで聴くポイントは下記の3つです。
- オーディオブック特典がかなり良い
- 紙本か電子書籍がある方が読みやすい
- オーディオブックだと飛ばしたほうが良いところも
1番はaudiobook.jpで購入した時についてくるオーディオブック特典です。
『7つの習慣』を日本で教えている、フランクリン・コヴィー・ジャパンの副会長が、どう読むべきか?道筋を示してくれるので、本編を聴き始める前に聴くと理解度がグッと高まります。
また、『7つの習慣』は「10時間を超える長編+何度も読み返す」ので、紙本か電子書籍を持っておいた方が良いです。
オーディオブックは出先や内容を染み込ませるツールとして使うのが良さそう。

チャプター3は著名人の推薦が長く続くので、オーディオブックなら飛ばしてOKだと思います。
オーディオブックは長いので、飛ばすべき場所は飛ばした方が良いです。
オーディオブック版『7つの習慣』の詳細情報

著者 | スティーブン・R・コヴィー(著),フランクリン・コヴィー・ジャパン(翻訳) |
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価格 | audiobook.jp:2,420円 Audible:1,750円(会員価格) |
再生時間 | audiobook.jp:19時間48分 Audible:4時間4分 |
ナレーター | audiobook.jp:茶川亜郎 Audible:スティーブン・R・コヴィー, 帆世 雄一 |
出版社 | audiobook.jp:キングベアー出版 Audible:Audible Studios |
『7つの習慣』はaudiobook.jpとAmazon Audibleでオーディオブック化されています。
『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』をオーディオブック化しているのは、audiobook.jpのみです。Audibleでは要約版がオーディオブック化されています。
まずは要約版ではなくフルバージョンを聴くのが1番なので、audiobook.jpで聴くのがおすすめです。
Audible版は4時間とコンパクトにまとまっていて、聴きやすいのですが『7つの習慣』のエッセンスを全て吸収するには無理があります。
確認用や復習用に使うには良さそうです。
紙本・電子書籍版『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』
『7つの習慣』の関連書籍
「7つの習慣」には、著者の「スティーブン・R・コヴィー氏」や日本で「7つの習慣」を伝えている「フランクリン・コヴィー・ジャパン」が出版したいくつかの関連書籍があります。
出版されている関連書籍は、
- 「10代に向けて」などターゲットを絞る
- より細かく伝える補足的な内容
- 実践的に使う方法を紹介
など『7つの習慣』を拡張または、補足する内容になっています。
『7つの習慣』を「もっと深く知りたい!」という人は読んでみるといいでしょう。
オーディオブック版もあります。
「7つの習慣―成功には原則があった!」
7つの習慣 ティーンズ
完訳 第8の習慣 「効果性」から「偉大さ」へ
7つの習慣最優先事項
セルフ・リーダーシップ (7つの習慣 コヴィー博士の集中講義シリーズ)
7つの習慣 演習ノート
まとめ・感想 オーディオブックでリピート
『7つの習慣』は何度も読みんで、内容を体に染み込ませたいと思える数少ない本の1つです。
そういう本は、テキストとオーディオブックのタブルで揃えています。
テキストでザッと内容を見返して、大切な部分はオーディオブックでリピートします。
本の内容を体の深層まで染み込ませるのに、オーディオブックは最高のツールです。
名著はオーディオブックで持っておいて損なしでござる。