オーディオブック版「人類と気候の10万年史」を聴いた感想!【地球温暖化の未来とは?】

自然科学で地球の過去と未来を紐解く「人類と気候の10万年史」がaudiobook.jpのオーディオブック聴き放題に期間限定で追加されていたので聴いてみました。

タケシ!タケシ!

どうもこんにちは!
地理・歴史に惹かれてる、オーディオブックマニアのタケシ!@takeshi_audioです。

「人類と気候の10万年史」近年問題視されている地球温暖化や異常気象に関して、新しい洞察を得られる本でした。
「温暖化=人間活動」は正しいのか?とか環境問題と結びつける根拠はあるの?と思っていた僕からしたら、本書にて一つの答えを得たと感じています。

おそらく僕が生きている内には大丈夫かもしれませんが、近い内に人類やばくないか…という怖さがありました。

それでは参ります!!

「人類と気候の10万年史」を聴いた感想

「人類と気候の10万年史」では、地球の気候変動について自然科学の分野から解説している1冊です。
過去の地球はどんな気候を辿ってきたのか歴史を振り返り、これから何が起こるのかを予想していきます。

著者の中川毅氏は、2012年に世界の年代測定の基準となった、「水月湖の年縞」のプロジェクトを率いていた人物。
地球気候の歴史だけではなく、温暖化などの環境問題についても視野が広がる1冊です。

過去の気象変動を通してこれからを予測する

現在の地球では温暖化や異常気象が多く見られるようになった。
人間活動による環境破壊など各所で様々な原因が挙げられているが、それが本当なのかどうか、確信が得られる情報は今のところない。

しかし過去の歴史を振り返れば、これから人類が直面する気候変動に関するヒントが得られ、予測することも可能かもしれない。

本書で触れられている福井県の水月湖に堆積する「年縞」は、過去の地球における気象変動の情報を提供してくれる。
何万年も前の堆積物を一年ごとに記録しており、年代測定の世界標準となっています。

タケシ!タケシ!

「年縞」というものを始めて知りました。しかも世界標準のものが日本にあるのは驚きです。

地球の気候に普通の状態はない

地球の長い歴史を考えると、地球の気候に普通の状態なんてものはないようです。
僕たちが生きていると当たり前のように、日本では四季があり、同じように繰り返していくと思ってしまいます。
だからこそ地球温暖化や異常気象に、今までの気候との違いを感じて、敏感になってしまいます。

地質学では数万年から数億年という単位で気候変動を見ており、これまでの地球は急激な温暖化と寒冷化を繰り返してきたようです。
有史以来の人類は幸いなことに、比較的に気候が安定した温暖化の時代を生きています。

地球の温暖化にはある程度の上限がありますが、寒冷化には上限がなく、激しい気候変動があるようです。
今までいくら温暖化しても海が沸騰するようなことは起きていないが、地球が氷で覆われることはよくあります。

タケシ!タケシ!

これまでの人類が偶然安定した気候で生活できていただけなのか…。

300万年前から寒冷化が進んでいる

地球では300万年前から寒冷化が進んでいいて、数万年単位で見ると気候言動が激しい時代に突入しているそうです。
長い地球の歴史から見れば、氷期が9割で温暖の時代である環境期が残りの1割
有史以来の人間が文化を気づいてきた、気候が安定している時代は終わり、長い氷期に突入し始めているようです。

しかし現代では温暖化が問題となっており、氷期とは真逆のように思えますが、気候変動が激しくなること自体が、氷期に差し掛かった前兆とも言えます。
また寒冷化の途中で近年温暖化をしているのは、人間活動による温室効果ガスの発生などで、温暖な気候を保っているという見方もあるそうです。

タケシ!タケシ!

温暖化・環境汚染など問題視されている事が、地球が氷期に入るのを遅らせている可能性がるのは皮肉ですね…。

氷期の時代を人類はどう生き延びてきたのか?

地球と同じように人類にも長い歴史があり、過去に人類は氷期を生き延びてきました。
生き延びる事ができたからこそ、僕たちが今生きているんですね。

人類が生き延びる事ができた理由としては狩猟中心の生活だった事が挙げられます。
現在では人類の食料は農耕が中心ですが、農耕は暖かい時代だからこそ成り立つ手法です。
気候変動が激しく厳しい環境にある氷期の時代では、農耕に食料事情を頼るのはリスクしかありません。

一方で狩猟は農耕よりも安定的に食料を確保できます。
動物は環境の変化に適用していくので、自然界でいなくなることはありません。
地球環境に応じて移動しながら狩を続けていれば、問題なく食料を確保でいたようです。

現代の100億人に達するような大量の人間が生きるには無理がありますが、人類が絶滅しないレベルには問題なく生きられたようです。

タケシ!タケシ!

農耕こそが最大の発明で、狩猟時代を軽く見る風潮がありますが、気候がある程度安定しているからこそ、農耕ができているんですよね。

「人類と気候の10万年史」をオーディオブックで聴くポイント

「人類と気候の10万年史」をオーディオブックで聴いて見たのですが、1番に言えることは図表の参照が多すぎることです。
紙本や電子書籍では問題はないかと思いますが、図表の参照が多い本はオーディオブックでは聴きにくいです。

本の雰囲気だけ感じ取りたい人はオーディオブックでも良いかもしれませんが、提示されている科学的根拠や数字をしっかりと確認しながら読み進みたい人には向いていません。

また、本書は専門書チックで難しい専門用語も出てきますが、結論は明快に書かれているのでメッセージは伝わりやすかったです。
これからの地球ということで、総じてワクワクするような内容なので、読み物としてはオーディオブックでも楽しめるかと思います。

オーディオブック版「人類と気候の10万年史」の詳細

「人類と気候の10万年史」
著者 中川 毅
価格 audiobook.jp:1,320円
Audible:2,100円(会員価格)
再生時間 audiobook.jp:5時間31分
Audible:6時間17分
ナレーター audiobook.jp:福尾真
Audible:比嘉良介
出版社 audiobook.jp:講談社
Audible:Audible Studios

「人類と気候の10万年史」はAudibleとaudiobook.jpの両方で取り扱われています。
ナレーターの違いはありますが、audiobook.jpの方がAudibleに比べると約800円安いです。

そのため、オーディオブック版「人類と気候の10万年史」を購入するのであれば、audiobook.jpがおすすめです。
再生時間はAudibleの方が30分以上長いですが、本の内容については変わりはありません。

また、audiobook.jpとAudible共に本書の中で参照されている図表などの資料がついてきます。

紙本・電子書籍版「人類と気候の10万年史」

紙本・電子書籍版の「人類と気候の10万年史」です。
図表を参照することが多い書籍なので、じっくり読むのならこちらがおすすめになります。
オーディオブックでざっと流れをつかんでから、改めて文字で読み直すのも良いかと思います。

まとめ・感想 温暖化や気候についての視野が広がる

普通にメディアを見ていると、政府が温暖化対策を実施していたり、環境団体が温暖化を抑止する運動をしていたり、という情報がよく目に止まります。
そのため深く考えずに、「温暖化ってダメだよね!」みたいに思いがちなのですが、本書を読んでからは視野が広がりより深く考えるようになりました。

地球の歴史を見る限りは、今後温暖化に限らず大規模な気候変動を人類が体験するのは間違いがないので、どう備えるべきかを考えたいです。
環境問題と温暖化を切り離して、もっと先を見据えた行動が大切かと思います。

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