
「アドラー心理学を簡単に解説して欲しい!」
「話題のアドラー心理学とは一体どんな考え方なの?」
アドラー心理学とは、フロイドとユングと並ぶ、心理学の三大巨匠アルフレッド・アドラーが提唱した心理学です。
日本では200万部を突破した自己啓発本の金字塔「嫌われる勇気」で有名になりました。
アドラー心理学は簡単に言うと、人の悩みを消して幸せになれる魔法のような考え方です。
僕も学生時代に「嫌われる勇気」に出会いとても影響を受けました。
「嫌われる勇気」を読んでいなければ、僕の人生を変えたブログやインスタを始めることもなかったでしょう。

どうもこんにちは!
昔は承認欲求に取り憑かれていた、タケシ!(@takeshi_audio)です。
「嫌われる勇気」で学べるアドラー心理学の思想は、現代人が消耗している他人との比較や商品欲求から解放してくれます。
200万部以上も売れている大ベストセラーだけあり、対話形式のとても読みやすい構成になっています。
しかし、「嫌われる勇気」の内容はとても奥が深く、読んで満足するだけで、実践出来ている人は少ないように感じます。
今回は「嫌われる勇気」の中で語られるアドラー心理学の内容を簡単に解説しました。
絶対に押さえておくべきポイントをまとめたので、「嫌われる勇気」を読む際の参考にしてみて下さい。
アドラー心理学をちゃんと理解すれば、本当に人生が変わります。
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アドラー心理学の根幹となる考え方
アドラー心理学では「人は主観的な世界を生きている」というのが根幹的な考えとなっています。
自分が見ている世界と周りの人間が見ている世界は違う。
だから、世界がどうあるべきかではなく、自分がどうありたいのかを大切にします。
「嫌われる勇気」の中で哲学者が「人はいつでも幸せになれる」と語ります。
世界とは自分の主観なのだから、自分が幸せだと思えばすぐにでも幸せな世界を生きられます。
自分が主観の世界を自由に生きるためには、周りに合わせるのを辞める必要があります。
周りに合わせることを辞めると、時には自分勝手な人に思われて、嫌われることもあるでしょう。
しかし、嫌われるのを恐れて周りに合わせてばかりでは、いつまで経っても幸せにはなれません。
アドラー心理学では本のタイトル通り「嫌われる勇気」が大切なのです。
アドラー心理学ではトラウマが存在しない
哲人は青年に対して、アドラー心理学にはトラウマが存在しないと語ります。
しかし、青年はトラウマが存在しないという考えに、激昂して大反発するのです。
アドラー心理学においてのトラウマは簡単に言ってしまえば言い訳です。
失敗や変化を恐れて、行動しないための言い訳としてトラウマを自ら作り出しています。
一般的に考えられているトラウマがあるから行動できないとは真逆で、行動しないためにトラウマを生み出している、という考え方です。
実際に行動に移して現実を突きつけられるのが怖いので、トラウマを利用して可能性の中で生きています。
「自分がもし〇〇だったら成功していたのに」という風にです。
トラウマを理由に行動できない人は自ら不幸になる道を選んでいます。
アドラー心理学は悩みの原因を簡単に解き明かす
アドラー心理学によると全ての悩みは対人関係にあります。
人は様々なことに悩みますが、全ては対人関係に起因すると、簡単に説明してしまうのです。
もし世界にいる人間が自分一人だけだったら、全ての悩みは生まれません。
劣等感やお金、幸福などは全て人と比較するからこそ生まれる悩みなのです。
自分しかいないのだから、劣等感を感じることもなく、お金も必要なく、幸福についても考えないでしょう。
アドラー心理学で何かと比較する時の比較対象は自分自身です。
今の自分と理想の自分を比較して、向上心に繋げることができます。
他人と比較すれば劣等感ですら武器として特別な存在になろうとしたり、他者を見下す優劣コンプレックスに発展するので要注意です。
アドラー心理学は承認欲求を否定する
アドラー心理学の中でも有名な考え方ですが、承認欲求を否定しているのです。
人が誰かに認められたり褒められたりしたくて、行動を起こすのが承認欲求。
しかし、アドラー心理学では他者と比較しないで主観的な世界を生きるので、他者に認められる必要がないのです。
承認欲求を満たす生き方を簡単に説明すると、他人に合わせまくる生き方。
果たしてそんな生き方で、自分の人生を生きていると胸を張って言えるのでしょうか?
また、ここで勘違いしがちなのが、主観的な生き方は人生の主人公ではありますが、世界の主人公ではありません。
主観的に生きて、自分が世界一幸せだと思うのは大間違い。
この考え方を理解するには「共同体感覚」という概念を学ばないとなかなか難しいです。
オーディオブック版『嫌われる勇気』の詳細

著者 | 岸見一郎,古賀史健 |
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価格 | audiobook.jp:1,650円 Audible:2,100円(会員価格) |
再生時間 | audiobook.jp:7時間17分 Audible:6時間59分 |
ナレーター | audiobook.jp:小林範雄,市村徹 Audible:てらそま まさき, 金野 潤 |
出版社 | audiobook.jp:ダイヤモンド社 Audible:Audible Studios |
オーディオブック版の「嫌われる勇気」はaudiobook.jpとAmazon Audibleで配信されています。
Audibleの初回利用なら「嫌われる勇気」を無料でダウンロード可能です。
本の内容は全く同じですが主にナレーターなどが違うので、サンプルを聴いて自分が好きな声の方を選んでみて下さい。
また、「嫌われる勇気」とオーディオブックの相性は抜群です。
対話形式の本なので普通の本の読み上げに比べて、音声で聴いた時に頭にスーッと入ってきます。
ナレーターも普通に読み上げているのではなく、感情を込めてボイスドラマのように読み上げているので、哲人と青年の感情がより伝わってきます。
「嫌われる勇気」は対話だけではなくナレーションが入り、話の整理をしてくれるので、とても聴きやすいです。
オーディオブックで聴いていても、「なんの話だっけ?」と迷子になる事がありません。
紙本・電子書籍版
『嫌われる勇気』の紙本・電子書籍版です。
続編の「幸せになる勇気」
「嫌われる勇気」には続編の「幸せになる勇気」もあります。
「幸せになる勇気」はより実践的にアドラー心理学の思想を、実生活に取り入れていきます。
「嫌われる勇気」と同様に「幸せになる勇気」もオーディオブック化されています。
まとめ アドラー心理学は簡単だけど実践は難しい
絶対に抑えておきたアドラー心理学のポイントを簡単に解説しました。
アドラー心理学の思想は現代人が幸せに生きるために、必要不可欠であると感じています。
「嫌われる勇気」はアドラー心理学を学ぶための最適な本です。
その反面、実践しないで読んで満足しがちな本でもあります。
この記事を読んでいただいて簡単な引っかかりを持っていただければ幸いです。
主観的に生きる事や他者との比較を辞めることは、できる人ならすぐに実践出来ます。
「嫌われる勇気」アドラー心理学の思想をより詳しく解説しているので、生きる上で参考になる金言ばかりです。

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