僕がイヤホンに求めるのは程度な性能とデザイン性です。
そのため、シンプルかつ高性能なAppleのAirPods Proを長く愛用しています。
しかし、AirPods Proは約3万円するので「ちょっと値段が高いなぁ…」とも感じています。
そこで目をつけたのが、スウェーデン発のおしゃれオーディオブランドのSudioです。
Sudioからは2万円以下でノイズキャンセリング付きのイヤホンSudio ETTが発売されています。
音質・デザイン・価格のバランスが取れた理想的なモデルなのです。
どうもこんにちは!
ワイヤレスイヤホンを5年以上愛用している、タケシ!(@takeshi_audio)です。
今回はSudioのイヤホンETTを徹底的にレビューしていきます。
ETTはSudioが販売しているイヤホンの中で、最も性能が良いハイエンドモデルです。
VGP2021も受賞しており、2万円以下のイヤホンの中では各所で紹介されています。
果たして、「本当にデザインだけではなく性能もいいのか?」僕が愛用しているAirPods Proと比較しながらレビューしていきます。
Sudio ETT(エット)の基本スペック
Sudio ETTは、VGP2021のBluetooth完全ワイヤレスイヤホン/ノイズキャンセリング(1.5万円以上2万円未満)を受賞したイヤホン。
プロが厳選した1.5万円以上2万円未満のイヤホンで、2021年に絶対に買うべき商品の一つに選ばれています。
基本スペックは次の通りです。
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能
- ワイヤレス充電(Qi規格対応)
- 都度操作が不要な簡単自動接続
- IPX5対応の防水性
- 自動外音取り込み機能※通話時のみ自動で起動
- 急速充電(15分充電で1時間再生時間確保)
- マルチファンクションボタン(物理ボタン)搭載
- USB TypeC対応
- Bluetooth 5.0対応
- 通信距離: 10m
- 連続再生再生時間標準:6時間(ケース充電含め合計約30時間)
ーANC使用:4時間(ケース充電含め合計約20時間) - カラーバリエーション:全5色
ワイヤレス充電やノイズキャンセリング、防水など、近年イヤホンに求められる機能は全て搭載されています。
特徴としてはカラーバリエーションの豊富さです(カラーについては後ほど紹介します)。
機能性とデザイン性の両方を持ち合わせているのが、Sudio ETTの唯一無二の特徴。
それでいて2万円以下に抑えているというのが、VGP2021を受賞しているだけあり、本当に素晴らしい。
Sudio ETTの見た目のデザインは、3万円台のイヤホンと言われても違和感はありません。
Sudio ETT(エット)の開封
それでは開封を始めていきます。
箱は横開きです。
中に入っていたのが、イヤホン本体とイヤーピース、説明書、充電用のケーブルです。
また、Sudio ETTにはワイヤレス充電器も同梱されていました。
こちらはまた後で紹介していきます。
それでは気になるイヤホンの本体を見ていきます。
ケースの外には皮製のバンドが付いていてオシャレです。
ケースの肌触りはマットな質感。
AirPods Proは光沢感のあるデザインですが、Sudio ETTの方が高級感があります。
ケースを開けてみると、縦にイヤホンが収納されています。
イヤホン本体の質感はケースと同じくマット。
イヤーピースが小さいのが特徴的で、本体の幅が広いように感じます。
イヤホンの背面にはボタンとマイクが配置されています。
AirPods Proと比べるとSudio ETTは若干大きく感じます(真ん中がSudio ETT)。
Sudio ETT(エット)を装着
それでは実際にSudio ETTを装着していきます。
AirPods Proに比べて少し大き目だったので、「ちょっと重いかもしれないな…。」と思ったのですが、全然そんなことはなかったです。
重さも特に感じませんし、装着後の痛みもありません。
ちなみにイヤホンの重さはETTが5gでAirPods Proは5.4gです。
装着後のデザインは、横から見ると平面的でミニマルに見えるのでオシャレです。
耳にとてもフィットして密閉感が強いので、ETTを装着するだけでも周囲の音が小さくなります。
イヤーピースの種類も豊富なので、装着感とデザインに関しては満足です。
デフォルトで装着されているイヤーピースと合わせると8種類あります。
5種類のカラーバリエーション(デザイン)
今回レビューしているのはWHITE(白)ですが、Sudio ETTは5種類のカラーバリーションがあります。
- WHITE(白)
- BLACK(黒)
- PINK(ピンク)
- GREEN(緑)
- ANTHRACITE(灰色)
イヤホンのデザインは白と黒ばかりなので、5種類も選べるのはデザイン性に優れたSudioのイヤホンだからこそです。
SudioのInstagramアカウントでは、イヤホンを着用したモデルさんの画像が豊富にアップロードされています。
着用した時のイメージがつきやすいので、イヤホン選びの参考にしてみてください。
Sudio ETT(エット)の音質をチェック
それでは実際にSudio ETTの音を聞いてみます。
ペアリング
充電が完了したイヤホンを耳に装着すると「ペアリング」という音声が再生され、自動でペアリングが開始されます。
ペアリングが完了すると、「ペアリング サクセスフル」という音声が再生され、簡単にペアリングできました。
一度ペアリングすると、イヤホンを装着した時に自動的に端末と接続されます。
ペアリングにかかる時間も短いです。
音質
音質は低音域から高音域までしっかりと聴こえました。
2万円以下のイヤホンとしては、レベルの高い音質を実現しています。
ハイエンドのAirPods Proと比較すると、少し音がこもる印象を受けましたが、普通に音楽を聴く分には十分過ぎる性能です。
正直、素人の僕では「音を聞き比べてどちらのイヤホンか当てて見ろ!」と言われても分かりません。
- ドライバーサイズ:Ø10mm
- 再生周波数帯域:20Hz-20kHz
- インピーダンス:32Ω@1kHz
- 出力音圧レベル:98±3dB 1kHz
ノイズキャンセリング
ETTではイヤホンのボタンを2秒間長押しすると、ノイズキャンセリングとの切り替えができます。
ノイズキャンセリングを使うと、外部の雑音がほとんど聞こえなくなります。
試しに部屋でギターを弾いてみたのですが、音のボリュームが10分の1くらいに抑えられました。
そのため、イヤホンをした時に人に軽く話しかけられても、気づかないくらいの性能はあります。
ETTのノイズキャンセリングは、日頃から利用しているAirPods Proと比べても遜色ない性能です。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)
ETTはアクティブノイズキャンセリングという機能が搭載されています。
通話時に外音取り込みが自動的に作動して、自分の声を自然に拾ってくれます。
試しに利用してみましたが、確かに通話時に自分の声が聞き取りやすくなりました。
ちなみに外音取り込みを利用しても、相手には雑音が届かないそうです。
一つ残念なポイントがあるとすれば、外音取り込みが通話時しか利用できないことです。
AirPods Proであれば、ノイズキャンセリングと外音取り込みの切り替えができます。
イヤホンをつけていても外の音が聞き取れる、外音取り込みは意外と便利なので、手動で切り替えられないのは残念です。
Sudio ETT(エット)の操作性
ETTは左右のイヤホンに付いているボタン(マルチファンクションボタン)で操作が出来ます。
ETTで出来る操作は次の通りです。
- 電源オフ:6秒間長押し
- 通話応答:着信中に1回押す
- 通話終了:通話中に1回押す
- 着信拒否:着信中に2秒間長押し
- 音楽再生:1回押す
- 音楽一時停止:音楽再生中に1回押す
- 曲送り:2回押す
- 曲戻し:3回押す
- ノイズキャンセリングオン:2秒間長押し
- ノイズキャンセリングオフ:2秒間長押し
シンプルな操作方法なので直感的に分かります。
また、イヤホンからの操作で音量調整やSiri(音声アシスタント)の起動はできません。
利用しい場合には端末から操作する必要があります。
Sudio ETT(エット)のバッテリー性能
ETTのバッテリーは連続使用で6時間持ちます。
ノイズキャンセリングを利用した場合には、バッテリーの持ちは2時間減り4時間になります。
ケースのバッテリーでは約4回分イヤホンをフル充電可能です。
そのため2、3日なら充電しなくてもケースのバッテリーだけで利用できます。
実際に1週間ほど利用してみましたが、バッテリー持ちで不満に感じることはありませんでした。
AirPods Proも5時間くらい持つので、バッテリーに関してはハイエンドモデルに近い性能があります。
また、急速充電にも対応しており15分で1時間の再生が可能です。
イヤホンのフル充電に掛かる時間は60分です。
- バッテリータイプ:リチウムイオン電池
- mAh:イヤホン本体:50mAh、充電ケース500mAh
- mA:500 mA
- Wh:イヤホン本体0.185Wh、充電ケース1.85Wh
- V:3.7 V
ワイヤレス充電
ETTはワイヤレス充電(Qi規格)に対応しています。
今回はETTに付属していた、Sudio純正のワイヤレス充電器SUDIO LADD+を利用して実際に充電してみます。
ちなみに、GWのキャンペーン期間中(2021年4月19日〜5月9日)にSudio ETTを購入すると、SUDIO LADD+が付属します。
充電方法は簡単で、付属のケーブルを使い電源につないだSUDIO LADD+の上にSudio ETTを乗せるだけ。
実際に乗せてみるとSudio ETTの充電ランプが点灯しました。
ちなみにワイヤレス充電に対応しているiPhoneやAirPods Proでも利用してみましたが、問題なく充電できました。
まとめ
Sudio ETTは、2万円以下のワイヤレスイヤホンで、高機能かつデザイン性の高いプロダクトを探している方には最高の選択肢だと思います。
特に僕はSudio ETTのマットなデザインをとても気に入りました。
普段は光沢のあるAirPods Proを利用していますが、デザイン的にはSudio ETTの方がカッコいいです。
着用すると気分が上がるので、筋トレやランニングの時に利用しています。
Sudio ETTは、デザインだけではなく優れた性能を持ち合わせた、素晴らしいイヤホンでした。