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『星の王子さま』は70以上の言語に翻訳され、世界中で読み継がれる不朽の名作です。
オーディオブック版を、audiobook.jpで期間限定の無料配信をしてましたので、聴いてみました。

タケシ!

どうもこんにちは!
オーディオブックマニアのタケシ!(@takeshi_audio)です。

内容も忘れていたくらい、本当に久しぶりに読んだのですが、完全に魅了されてしまいました。
『星の王子さま』を読んだもの同士で、「この部分はこうで〜」みたいに、解釈を議論したくなります。
「星の王さまの名言」や「星の王子さまミュージアム」など、人気を博しているのも納得です。

それでは参ります!!

この記事の制作者
アプリ・電子書籍ライター タケシ
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年間300冊以上を読む読書好き。電子書籍やオーディオブックに関する情報をWeb記事など各メディアで発信。レビューしたサービスは40社以上。最新情報をまとめて分かりやすくお届けします。詳しいプロフィールはこちら

『星の王子さま』をオーディオブックで聴いた感想

『星の王子さま』は「本当に大切なのものは何か?」を伝えてくれる本
話の流れとしては、自分の星から旅をしてきた王子さまが、地球で出会った「僕」に今までの旅の話をしていきます。
この「僕」が読者であり、王子さまから「僕」への言葉は、読者に向けたメッセージだと思います。

「一番大切なものは目には見えない」という言葉は常に自分の中に持っておきたい名言です。

それでは、詳しい感想を書いていきます。

子供から大人まで、むしろ大人が読んだ方がいい

『星の王子さま』は、人気の児童書として世界中で親しまれています。
僕も子供の頃に一度読んだ記憶があったのですが、内容は全く覚えていなかったです…。

大人になってからオーディオブックという形で再会したのですが、こんなにメッセージ性が強い作品だとは思っていませんでした。

王子さまが星を旅している間に出会った、大人たちとのやり取りを見ると、「こうなってはいけない」と感じます。
本当に、明日は我が身です。

タケシ!

『星の王子さま』を、大人になってなかなら読むと、「大切なことを見失ってしまっていたかもしれない」と思い返せます。

星を旅して出会った大人たち

王子さまが星を旅して出会う大人たちからは、それぞれ反面教師として大切なことが学べます。
登場する6人の大人たちは、ぞれぞれ下記のような属性を持っています。

  • 王様:誰もが自分の家臣
  • 自惚れたやつ:誰もが自分の賛美者
  • 飲んべえ:快楽に溺れている
  • ビジネスマン:お金持ちになる
  • 街灯の点灯係:きつい労働
  • 地理学者:実際に海や山を見たことがない

権力や名声、富、快楽など「本当にダメな大人だなぁ」と感じるものばかりです。
また、働くことが目的になっている、街灯の点灯係は生き方として間違っています。

実際に行動を起こさないで、情報だけを追っている地理学者も現代人にありがちなパターンです。

タケシ!

この中では、地理学者とビジネスマンが、僕自身と近いものを感じました。
王子さまに「大人ってやっぱり変だ」と言われないように頑張りたいです。

「一番大切なものは目には見えない」

「一番大切なものは目には見えない」という言葉に、『星の王子さま』が伝えたい内容が詰まっています。

王子さまは自分の星にある一輪のバラを大切にしていたのですが、地球に来て大量のバラがあるのを見てショックを受けます。
ですが、狭い星の中で水をあげたり会話をして絆を築いた一輪のバラは、特別な存在であり何千というバラよりも大切だと気づきます。

王子様にとって地球にあるバラは、ただのバラであり、自分の星にあるバラこそ世界に一つの存在なんですね。

王子さまは、キツネとの会話の中で「一番大切なもの」に気づくのですが、このキツネも会話をしているうちに、王子さまにとって世界に一匹の大切なキツネの友達に変わっていきます。

タケシ!

バラを自分の大切な人や物に置き換えて考えて、本当に大切なものに気づけるように生きていきたですね。

『星の王子さま』の最後について

『星の王子さま』の最後には、王子が星に帰ると言って、蛇に噛まれてしまいます。
王子さも、死ぬわけではないと言っていますが、結構衝撃的なラストです。

王子さまは魂となって星に帰ったとか、「僕」の空想だったとか、ラストについては色々と考えられると思います。
個人的には、生きてるとか死んでるとか、「目に見える状態など関係なく大切なものはあるよ」と、示しているように感じています。
人の思いや気持ちは、目には見えないけど不滅ですからね。

まさに、「一番大切なものは目には見えない」という言葉の通りです。

タケシ!

この辺の解釈は個人の意見で楽しめばいいかと思います。
僕はワンピースの『人はいつ死ぬと思う?・・人に忘れられた時さ』を重ねてしまいました。

『星の王子さま』をオーディオブックで聴くポイント

『星の王子さま』は児童書なので、言葉遣いがとても分かりやすく、オーディオブックでとても聴きやすいです。
audiobook.jp版で、ナレーションを担当している佐久間レイさんの読み上げも、優しい声で心があったまります。

分かりやすい言葉遣いなので、倍速でも問題なく聞き取れるのですが、1度は等倍速で聞くのがおすすめです。

また、audiobook.jpの『星の王子さま』の概要には、オリジナルの楽曲が流れると、記載されていましたが、音楽は流れませんでした。
無料配信の期間に聞いたので版権的に流れなかったのか、あるいは仕様が変わったのかよく分かりません。
『星の王子さま』は音楽とマッチしそうな物語なので、聴けないのはちょっと残念でした。

『星の王子さま』の詳細

星の王子さま
著者サン=テグジュペリ
audiobook.jp:内藤濯/訳
Audible:浅岡夢二/訳
価格audiobook.jp:現在0円(調査中)
Audible:1,400円(会員価格)
再生時間audiobook.jp:42分
Audible:2時間36分
ナレーターaudiobook.jp:佐久間レイ
Audible:杉村理加
出版社audiobook.jp:岩波書店
Audible:Audible Studios

オーディオブック版の『星の王子さま』は、audiobook.jpとAmazon Audibleの両方で取り扱っています。

2つのサービスの違いは、オーディオブックの再生時間です。
audiobook.jp版は、本の内容を要約している部分があるので、42分と短くなっています。
一方Audible版は、本の内容を完全にオーディオブック化しているので、2時間36分のボリュームがあります。

audiobook.jpとAudibleでは翻訳者も違っています。
多くの人に馴染みがあるのは、内藤濯さんが翻訳された『星の王子さま』でしょう。

『星の王子さま』の関連書籍

紙本・電子書籍版

映画版

まとめ・感想 大人になって読むと感じ方が違う

いかがだったでしょうか?
本当に久しぶりに『星の王子さま』を読みましたが、大人になってから読むと感じ方が全く違います。
定期的に読みたくなってしまいました。

もしアフリカを旅することがあれば、王子の星を探したいと思います。