
audiobook.jpのオーディオブック聴き放題に期間限定で、『東大読書』がラインナップされていたので早速聴いてみました。
感想を書いていきたいと思います。

どうもこんにちは!
読書術研究中、オーディオブックマニアのタケシ!(@takeshi_audio)です。
聴いてみた感想としては読書の入門書としては、とても役に立つことが書いてあると思いました。
日頃読書をしていく中で大切だと思っていたことが、ノウハウとしてまとめられていたでの、復習にもなるしとても参考になります。
読書術の本とかあまり読んだことがない人は、ぜひ読んでみて下さい!
今後の読書の糧になるはずです。
それでは参ります!!
『東大読書』をオーディオブックで聴いた感想
東大読書は18万部を突破し続編や漫画化作品が出ている、現役東大生が書いた読書術のベストセラー本です。
本をただ読んで満足するのではなく、内容を覚えて応用を利かせられるようにする、地頭力を鍛えるための読書を紹介しています。
また著者である西岡 壱誠氏は、偏差値35から二浪して東大に合格したという経歴の持ち主。
特別頭のいい東大生だけが実践できる読書術ではなく、誰にでもできる方法だと物語っています。
読書術を学ぶためにとても参考になる1冊です。
『東大読書』の概要をザックリ解説
『東大読書』は主に読書術の5ステップを紹介したPART1と読む本の探し方を紹介しているPART2に分かれています。
本のメインとなる内容はPART1に集約されているので、とりあえずPART1を読めば読書術の概要をつかめます。
PART2は読んでいてさらに興味が湧いた人が読めばいいでしょう。
PART1で紹介されている読書の5STEPは下記の通りです。
- 仮設づくり
- 取材読み
- 整理読み
- 検証読み
- 議論読み
全体として能動的な読書を推奨していて、ある程度読書をしている人なら自然と実践していることがノウハウとしてまとめられていて、参考になります。
特に取材読みは読書をする上では、とても大切なことなので一読してみるのがおすすめです。

本をただインプットするだけ媒体としてではなく、こちらからアクションを起こしていく読み方が書かれています。
質問と疑問の違いを理解する
取材読みのSTEPで書かれている内容ですが、本を読んでいく過程で質問と疑問の違いを理解するのが大切だと書かれています。
- 質問は著者が本の中で用意したもので、答えも本の中に書いてある。
- 疑問は自分が考えた問いなので、当然本の中に答えはない。
「ですから」「そのため」など文章の構造を追うことで、著者の言いたいことを探っていく読み方をしていくと、大切な部分が炙り出せるので効率的に読書ができます。
つまり著者が投げかけた質問の答えを見つけていくわけです。
ですが疑問というのは本には答えがないので、繰り返し読んだり、他の本を読んだりして自分の中の知識を深めていきます。
いかに疑問を持てるかが、地頭力を鍛える鍵になってきそうですね。

本の要旨を理解するだけではなく、意識的に疑問を持ちながら読書をしていくのが大切です。
やや東大生を持ち上げ過ぎている気がする
『東大読書』というタイトルからして、東大生推しの本なのですが、言葉の節々に「東大生」が出てきます。
「東大生がみんなやっている〜」「東大生のやり方」みたいな形ですね。
日本でNo. 1の大学なので「東大生=すごい」というイメージがあり、説得力を上げるために多用しているのかもしれませんが、ちょっとクドイです。
あまり気にならない方は良いかもしれませんが、気になる方にとってはストレスが溜まる本かもしれません。
「東大に合格した読書術」というのを売りにしているわけですが、もうちょっと別の見せ方があればよかったですね。

「東大生がみんなやっている」とかは、著者の主観がほとんどなので、科学的な根拠づけとか、著名人もやってるとかあれば、もっと信頼できたのかなと思います。
あまり読書をしない人にこそおすすめの本
『東大読書』に書かれている内容は、とてもためになる勉強になることも書かれているのですが、そこまで真新しいわけではありません。
読書歴が長い人や読書術の本を何冊か読んでいる人なら、自然に実践していたり既知の情報が多いです。
そのため、あんまり読書をしたことがない人や、読書術の本を読んだことがない人が読むのに向いています。
5つのSTEPに分けてノウハウが解説されているのでとても参考になります。
全てのノウハウを実践していくと1冊の本にかける時間が膨大になってしまうので、1つずつ試していくのがおすすめです。
取材読みや整理読みあたりからやっていくのが簡単でしょう。

読書術を実践するために、面倒臭くなってしまっては元も子もないです。
『東大読書』をオーディオブックで聴くポイント
『東大読書』はチャプターが20個に分けられて、タイトルもつけられているので、とても使いやすいです。
目次としても使えるので、読みたいところから聞いたり、オーディオブックを聴き返すのがとても楽になっています。
また、章の終わりには「東大読書ポイント①」という形でまとめが入るので、オーディオブックで聴いていてもとても分かりやすい構成になっています。
まとめの部分を聞いて頭の中を整理できるので、内容の理解にもつながりますよ。
オーディオブック版『東大読書』の詳細情報

著者 | 西岡壱誠 |
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価格 | audiobook.jp:1,540円 Audible:1,750円(会員価格) |
再生時間 | audiobook.jp:5時間31分 Audible:5時間34分 |
ナレーター | audiobook.jp:市村徹 Audible:山口竜之介 |
出版社 | audiobook.jp:東洋経済新報社 Audible:Audible Studios |
オーディオブック版の『東大読書』は、audiobook.jpとAmazon Audibleの両方で取り扱われています。
2つのサービスで、オーディオブックの内容は同じなのですが、制作が違うのでナレーターさんが異なります。
再生時間は3分しか違いがないので誤差の範囲内でしょう。
おすすめの購入先は200円安く買えるaudiobook.jpです。
Audibleの場合も1,500円を超えているので、コインと交換しても損はありません。
コインが余っている場合は、Audibleで手に入れるのも良いでしょう。
『東大読書』の紙本・電子書籍版
『東大読書』の紙の本と電子書籍版です。
テキストで読んでみたい方はこちらをチェックしてみてください。
『東大作文』
『東大読書』の続編です。
この本ではアウトプットに焦点を当てて、地頭力を鍛えていきます。
『マンガでわかる東大読書』
『東大読書』の漫画版です。
本を読むのが苦手な人はオーディオブック+漫画で理解を深めるもの良いでしょう。
まとめ・感想 読書の入門に最適!
『東大読書』は読書をする上で大切なポイントをしっかり押さえている良書でした。
20万部近く売り上げているのも納得の一冊です。
読書の入門用に読んでみると学びが多いかと思います。
ただここ数年の東大推しにアレルギー反応が出ている人は、辞めておきましょう。
東大推しの読書本だと思いますので…。

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