
こんにちは、タケシ!(@takeshi_audio)です。
先日audiobook.jpのオーディオブック聴き放題に『永遠の0 (ゼロ)』が期間限定(〜2020年2月16まで)で追加されたので、早速聴いてみました。
オーディオブックでは19時間の長い作品でしたが、頑張って聴いてみたので、感想を書いていきます♪
今日はaudiobookjpオーディオブック聴き放題に期間限定で追加されたり「永遠の0」を聴く。
通常1,760円するので、お得ですね。
この機会に聴いておきましょう!!19時間あるので、何日かかりそうです😅#オーディオブック#永遠の0 pic.twitter.com/HOu7hbgJpW
— タケシ!@オーディオブック大好きお兄さん (@takeshi_audio) 2020年1月18日
オーディオブック版『永遠の0 (ゼロ)』だからこその楽しみポイントも紹介しているので、「オーディオブック版が気になるよ〜」という人は参考にしてみて下さいね。
それでは参ります!
『永遠の0 (ゼロ)』をオーディオブックで聴いた感想
『永遠の0 (ゼロ)』は、太平洋戦争の特攻で亡くなった祖父を、主人公の青年が調べていく物語。
といっても主人公が語るシーンは少なく、主人公が祖父の話を聴いていく、当時を知る人物の語りが多いです。
『永遠の0 (ゼロ)』を聴き終えて思ったのは、本当の主人公は祖父である宮部久蔵ということ。
主人公も司法浪人で祖父の話を聞きながら、成長していく様子も描かれているが、全体を通して宮部久蔵のインパクトの方が強い。

『永遠の0 (ゼロ)』の映画版のポスターとかも、戦争映画のように作られてます。
主人公はやっぱり祖父の方かなぁ…
歴史書と小説の間のような作品
『永遠の0 (ゼロ)』では、戦争について「実際に見てきたのか?」と思うくらい、リアルな描写が多い。
戦闘機や軍隊、人物など非常に専門的で幅広い知識が散りばめられている。
僕はあまり太平洋戦争など戦争には詳しくないので、読み始めた序盤は「この小説は歴史の勉強にもなるな!」と思いました。
しかし読み進めていくと、物語を面白くするための演出が目立つようになってきたので、「やはりフィクションだな」と思い直した次第です。
ですが僕のように戦争を知らない世代が、興味を持つきっかけになる本としては素晴らしいです。

僕としては『永遠の0 (ゼロ)』を「歴史書と小説の間」という表現を取らせてもらいます。
伏線が張り巡らされてるので読み飛ばし注意
『永遠の0 (ゼロ)』は内容がボリューミーでちょっと長めです。
理由としては下記の通りかなと。
- 丁寧に描かれた戦闘シーン
- 戦争に関する専門的な説明が入る
戦争などに豊富な知識を持っている人や長い小説が苦手な人は、退屈で読み飛ばしてしまうかもしれないです。
ですが、主人公が訪ねていく人物の話は伏線になっているので、読み飛ばしてしまうと最後の方の楽しみが減ります。
頑張って最後まで読みきることをおすすめします。

僕はオーディオブックで聴いていたので、最後までなんとか読みきることができました。
それでも一週間くらいかかりましたが…。
宮部久蔵が強すぎる問題
『永遠の0 (ゼロ)』はフィクションではあるのですが、リアリティのある作品です。
たくさんの人が戦争で亡くなられることが描かれていますし、詳しい歴史的背景の情報も埋め込まれています。
それだけに、主人公の祖父である宮部 久蔵の操縦技術が凄すぎてリアリティに欠けて見えるのです。
アニメの主人公みたいに強いんですよね。
特にエピローグを見ると「ちょっとありえなくないか…」と思ってしまいます。
作品としては面白くて好きなのですが、「現実にこんな人はいないだろうなぁ」と感じました。
ムカつく新聞記者は必要だったのか?
物語の中で、主人公の姉の仕事仲間という形で、新聞記者が出てきます。
個人的に、この新聞記者は必要なかったんじゃないかと思いました。
新聞記者は「特攻兵=テロリスト」という主張で、異様に突っかかって来るので、読んでいて嫌な気持ちになります。
主人公の祖父をバカにする、悪役ポジションですね。
悪役を投入することで、話にメリハリを付けたかったのかもしれないですが、個人的に嫌でした。

僕は主人公に入れ込んじゃうタイプです。
これも作者さんの狙いなのだろうか(笑)
オーディオブックだからこその面白さ
『永遠の0 (ゼロ)』をオーディオブックで聴いたからこそ楽しめる要素もありました。
それは戦闘機でのバトルシーンです。
実際にあった戦争の話なので、少し不謹慎なのかもしれませんが、戦闘シーンはかっこいいです。
特にオーディオブックでは効果音やBGMがつくので、さらに戦闘シーンを盛り上げてくれました。
僕が好きなポイントは下記の2つです。
- 戦闘機が飛んでる時のエンジン音や風を切る音
- 出撃など鬼気迫る状況で流れるBGM
声優さんの演技だけでも盛り上がるのですが、音の演出はさらに物語を引き立ててくれます。

「映画で見たよ~」「文庫本で読んだよ~」っていう人も1度オーディオブックで聴いて欲しいですね。
オーディオブック版『永遠の0 (ゼロ)』について

著者 | 百田尚樹 |
---|---|
価格 | 1,760円 |
再生時間 | 19時間08分 |
ナレーター | 江口拓也,櫻井孝宏,豊口めぐみ,糸博,小芝風花,秋元羊介,小上裕道,浜田賢二,金光宣明,園部啓一,樫井笙人,楠見尚己,辻親八,側見民雄,杉村憲司,坂巻学,根本圭子,松本忍,山本善寿,尾田木美衣,堀総士郎,古城望,稲垣拓哉 |
出版社 | 太田出版 |
オーディオブック版の『永遠の0 (ゼロ)』は、とにかくナレーターを務めるキャスト陣が豪華です。
総勢30名近くの声優・俳優・ナレーターさんが集まった大作になっています。
僕は5年以上オーディオブックを聴いていますが、こんな豪華な作品は滅多にないです。
主要キャストの江口 拓也さん、櫻井 孝宏さん、豊口 めぐみさん、小芝 風花さんの4人は第一線で活躍される大人気の方々。
映画や小説で『永遠の0 (ゼロ)』を見た人、読んだ人も、オーディオブックで聴くと違った作品に見えるはずです。
↓↓サンプルもあるので気になった方は聴いてみて下さいね!!
原作小説(単行本・文庫本)はこちら
まとめ・感想 他にも色々読みたくなりました。
いかがだったでしょうか?
僕は戦争系の小説はあまり読んでこなかったので、新鮮で面白かったです。
この機会に、太平洋戦争を舞台にした小説や本を色々と読んでみようかと思います。
その上でもう一度『永遠の0 (ゼロ)』を読んでみると、また違った発見がありそうです。
audiobook.jpのオーディオブック聴き放題に期間限定で追加されているので、この機会をお見逃しなく!!